STATEMENT
怒りや憎しみより、愛や守りたいという気持ちの方が、大きなエネルギーになると信じてる
それが私が写真を撮る原動力です
今から10年と少し前、漠然とした生きづらさを抱えていた私は、生の世界を知りたいとの思いから、地球を一周する旅に出ました
小さなリュック一つを背負い、泥にまみれ、孤独と向き合い、ひたすら歩き続けた500日
そこで出会った、いのちの輝く瞬間たち
息をのむような大地の鼓動と、極彩色の地球の美
いったい、いくつの命が息づいていたのだろう
そしてこれから息づいていくのだろう
めくるめく生命の連鎖
変化なんてきっととても些細なことで、
それを受け容れる受け容れないも関係なくて、
ただ、続いていくということ
続いていってくれるということ
それが、なんだかやけに嬉しくて、私は覚えたての一眼レフカメラで、夢中でシャッターを切りました
私が撮影する被写体は野生動物が多いですが、本当に伝えたいのは、動物だけではなく、誰にも存在する、命のこと
みんな、同じように水を呑んで、同じように生きている
その姿は、キラキラして、凛として
ものすごく大きなエネルギーで満たされた、真っ直ぐな生への意志
きっと誰にでも、そういう愛しい瞬間があって
これからも、そういう瞬間が、あなたの周りに溢れていますように
そして今もしも、命を諦めてしまったり、下らないものだと感じてしまっているあなたに―
動物たちの発する真っ直ぐな生への意志が
ほんの一筋の希望と逃げ道になればいい
叫びたくて泣きたくてでも許される場所はどんどん減っていって、ずるいから結局誰かに甘えてその癖勝手に傷ついて
まるで成長のない私たちだけど、それでいいかなとも思うのです
ずるい自分も傷つく自分も受け容れれば、
けっこう簡単に純粋に、人を愛せるよ